2013年9月29日日曜日

留学5日目~日本が恋しくないと言えばウソになる~

突然ですが,現在イタリアに来ています(笑)

SDM研究科には,在学生誰もが応募できる交換留学プログラムがあります。私はこの制度を利用し,提携校の一つであるミラノ工科大学(Politecnico di Milano/通称polimi)の Management Engineering コースに,1学期間(1 semester)通うことになりました。授業は10月7日からですが,準備プログラムなどがあるため,デザインプロジェクト最終発表の2日後には,慌ただしく日本を発って,こちらイタリアのコモにやってきた次第です。

コモはミラノから電車で1時間ほどのところにある街で,ミラノ工科大学のキャンパスがあります。イタリア人の正規の学生が通うのはミラノのキャンパスですが,こちらは留学生が多く,英語の授業が主体なキャンパスのようです。当然,私が受講する授業も,英語のものです。


じつはSDM研究科に入学した当初には,留学というのは私の頭にはありませんでした。語学は学部時代だいぶサボっていましたし,そもそも交換留学制度なんてものがあること自体,知らなかったからです。

ところが,入学式の翌日,時間があったので「とりあえず」参加してみた交換留学説明会において,現地での学費納入がいらない(即ちSDM研究科に払っている学費のみで留学できる)という事を知り,にわかにこれ以上の好条件で留学できる機会なんぞ無いぞ,と思ったのです。その勢いのまんま交換留学に応募して,散々な英語テストのスコアながらなぜか通していただき,こうしてイタリアまで来ました。来てしまいました(笑)


そんなこんなで,イタリアに着いて5日。

寮に入ったり,大学で Enrollment の手続きをしたり,なーんにもない寮の部屋を目の当たりにして生活用品を買いそろえたり,Permesso di Soggiorno(90日間イタリアに滞在する人が必要となる,在留許可申請のようなもの)の準備をしたり,初留学にして初一人暮らしで自炊はどるするあれやこれやと,かなーりバタバタしています。



そして。

ここからがタイトルの話になりますが,5日経った現在,正直なところ日本が恋しくないかと言われれば,ハッキリ申し上げて恋しいです。

理由は単純で,日本にいたときの環境がいかに恵まれていたかということを,こちらに来て思い知っているからです。環境というのは,そりゃあ生活環境もありますが,主に学習環境です。

ホームシック的な要素もゼロではありませんが,両親とはメールでやり取りできているので,こちらはそれほどでも… 国際電話等しなくてもゼロコストで即座にコミュニケーションが取れるのですから,便利な時代です。


話を本題に戻すと,日本にいた時の環境は,本当に恵まれていたなと思います。例えば

・すぐ参考書が手に入る生協
・それでも無ければ翌日には参考書が届くAmazon
・タダ且つ簡単に使えるプリンタ
・使い慣れたメディアセンター
・きれいな校舎
・深夜まで使える自習スペース
・恵まれた指導教授
・周囲の学生からの刺激
・気分転換できるジム

などと,枚挙に暇がありません。

まだ授業が始まっていないという事もあるでしょうが,留学に行くという事は,即ちこれら日本において手にしていた環境,それを利用して力を伸ばせる4か月という期間を,トレードオフにしているという事でもあります。日々の生活にバタバタと追われながら,ふと「日本にいればこうやって勉強していたかな…」という事を考えると,果たして今の自分がそれ以上の価値ある時間を過ごしているのか,つい疑問に思ってしまう。これが,率直なところです。


もっとも,そんなことは始めから分かり切っていたことだし,私を留学に送り出してくださった皆さんも,最初から分かっていた事。これを乗り越え,日本で学ぶとき以上のものを自分の中で得られるかどうかは,自分次第ということでしょう。

今はネットで大体の論文も手に入りますし,上述した通りメールでのやり取りも可能。自習するかは自分次第。即ち,留学先でも十分日本とのコミュニケーションは取れ,学習環境もそう大差ないものにすることは,やりようによっては可能。その上で,留学先でしかできない経験を積めば,自ずと留学に来た価値が生まれるというものです。

幸い,日本からも,メールを通じて私の研究をフォローしてくださる方々がいます。Facebookなどを見れば,仲間たちががんばっている姿を見る事ができます。


結局のところ,日本にいようが海外にいようが,やるかやらないかは自分次第。そして「やる」という選択肢しかないのが,自分の立場。がんばるしかありませんね笑




飛行機の中から撮ったイタリアの大地。いま私は,ここで過ごしています。






寮の近くの住宅。イタリアの建物は古いながら,街並みには趣があります。





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