2013年4月23日火曜日

SDMで新卒学生が学ぶということ

さて,通常更新1回目(笑)

タイトルの通りです。
もっとも,この「新卒学生」って言い方自体が,世間的にはほぼほぼ理解できないと思うので,とりあえず一言背景の説明から。

SDM研究科の学生は,その過半数が社会人の方(若しくは社会人経験のある方)で構成されています。ですから,大学の学部からストレートに進学してきた学生に対しては「新卒学生」という言い方がされるのです。


さて,この新卒学生がSDM研究科で過ごす上で,どうしていくべきなのか。これは個人的に,入学前からぼんやり考えていたテーマでもあります。


結論としては,周囲の2倍がんばるしかないんじゃないか,と。


どういうことかと申しますと,SDM研究科というのは,ある程度の専門性を持った上で,システムとして俯瞰的・横断的に世界を見,ソリューションやイノベーションを起こしていく人材を育成しよう,という大学院です。研究科委員長である前野先生の著書に倣うのであれば,∇型の人間を目指すところなわけです。

ところが,我々新卒学生は,残念なことに俯瞰性を養う以前に,専門性が不足している。

もちろん中には物凄く優秀な学部生もいるでしょうが,学部で少々頑張った程度では,研究や専門性という点では,十分というレベルには程遠いでしょう。その点で,社会人学生の方々と比べたとき,新卒学生が劣ってしまうのは当然です。付け加えるならば,経験という点も,全般的に不足しています(もちろん個々人で,その辺を補って余りある能力や経験を持っている新卒学生はいるでしょうが)。

つまり,新卒学生は∇型を目指すためには,縦にも横にも自分を広げていかなければならないわけです。

となると,通常のカリキュラムとか人並み程度の研究をやっているだけではいけません。他の要素還元型の大学院生と同じように専門性を究め,社会人学生の方と同等の俯瞰性を養う。これを組み合わせると,それぞれの倍か,或いはそれ以上の努力を要する…というのが,私の考えです。



さて,そのためにどうすればいいか?

ちょうど昨日の日経新聞に,私の考えに繋がる記事が載っていました。


「現役で不合格だった関西の大学を浪人して再度受験し、この春、見事に合格を勝ち取った。
(~中略~)
そんな中、初志貫徹し見事合格したA子にその秘訣を聞いた。すると一言、「群れないことですね」。同じ状況に置かれた者同士なので仲良くなり、息抜きと称しておしゃべりに花が咲き……ということはよくあることだ。たまには息抜きも必要だが、そっちの方が楽しいに決まっているから、ある程度自制しないと流されてしまう。
そんな中で、A子は、なるべく人が少ない自習室を探して独りこもって勉強したそうだ。」

(日本経済新聞,2013年4月22日朝刊20面「浪人生 サクラサク 秘訣は群れないこと」より引用)


…まさに,慶應義塾の「独立自尊」の精神ではないですか!(笑)

学部のときのように仲良しで勿論いいのだけれども,それだけではいけない。単に群れなければいいというものでもないと思いますが,よりひとりひとりが自分を高め,互いに高めあっていける存在であればいいな,と思いました。


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